平井聖天(燈明寺)
新義真言宗明雅山明王院 関東三聖天(浅草待乳山聖天、埼玉県妻沼聖天)のひとつで、墨東屈指の名刹。平井6丁目17-30 JR平井駅から約400m 江戸時代には、徳川将軍の御膳所となった。また、境内には「野菊の墓」で有名な伊藤左千夫設計の茶室もある。古くより、多くの文人墨客が訪れており、「江戸名所図会」などにも描かれている。
2月3日の節分の日、東京都内では、高尾山と、この平井聖天の二箇所だけとされる神事、『柴燈護摩(さいとごま)』が、今年も行われました。
お昼少し前に、平井聖天(燈明寺)に到着。すでに、境内には、小高く土盛りされた5m四方の護摩壇が準備されていました。
護摩壇は、中央にしめ縄で巡らした中に、丸太を積み上げ、周りを桧の葉で覆ってありました。
お昼の12時、二人の山伏によって、法螺貝が吹かれ、神事を開始。荘厳な音が、境内に響きわたると、僧侶3人と山伏6人が、本堂前の作壇で、柴燈護摩修行を祈念。終わって、法螺貝を吹く山伏とともに、境内を半周。
続いて、護摩壇の前で、法螺貝、斧、太刀、弓等の様々な邪気をは儀式が行われた後、山伏の長が、願文を読み上げ、ご本尊様からの「火」を、たいまつに移し、護摩壇に着火。白煙を上げ、燃え上がりました。
近くの小学校から先生に引率されて来ていた100名あまりの小学生達も興味深深。
![]() ![]() |